住まいのコラム Column

「電気代が高いので“オール電化は時代遅れ”」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実はプラン次第でオール電化でも光熱費を抑えて環境にやさしい住宅は建てられます。
ただし、オール電化住宅を後悔しないためには、事前に知っておいてほしいデメリットや注意点もあります。
今回は、福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアのハウスメーカー『鬼丸ハウス』が、オール電化の現状とメリット・デメリット、電気代の傾向、今後について紹介します。
すみずみまで気持ちの良い環境のマイホームを完成させるために、ぜひ最後までごらんください。
福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームを検討中の方は、『鬼丸ハウス』へお問い合わせください。
ご家族のご要望・土地の状況などに応じて、快適な間取りプランを提案いたします。
Contents
オール電化は時代遅れなのか|現在の普及率

オール電化住宅とは、加熱調理器や給湯器などを全て電気タイプにする住宅で、2000年頃から徐々に普及し始めました。
経済産業省の調査によると、オール電化住宅の割合は以下の通りです。
地域 | オール電化住宅の普及率(※) |
---|---|
全国 | 32.1% |
北海道エリア | 42.5% |
東北エリア | 48.4% |
関東エリア | 22.5% |
北陸エリア | 63.6% |
中部エリア | 31.9% |
関西エリア | 28.5% |
中国エリア | 49.2% |
四国エリア | 61.2% |
九州エリア | 46.7% |
※オール電化住宅の普及率:新築住宅着工件数に対する新築オール電化住宅の割合
近年は、太陽光発電システムや自然冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュートなど)の導入に対して補助金制度が実施されたこともあり、戸建住宅の新築や購入の際にオール電化を選ぶケースは50%以上とも言われています。
つまり、オール電化は時代遅れということはありません。
ただし、オール電化住宅について調べると「後悔した」「悪い」などのネガティブなキーワードを見かけます。
その理由は、ずばり「電気代の高騰」にあります。
オール電化は電気代が「やばい・高い」は本当か|ガス併用との比較

結論から言うと、オール電化住宅の電気料金はガス併用住宅と比較すると確実に高くなります。
ただし最近はガス料金も値上がり傾向にあるため、オール電化住宅とガス併用住宅の光熱費を比較する場合、単純に電気代を比べるだけでは正しく判断できません。
住宅の種類 | 光熱費目安 |
---|---|
オール電化住宅 | 電気代:17,500〜24,500円 (平均電気消費量500〜700kW/h /月)※ (平均的な電気料金35円/kW/h)※ |
ガス併用住宅 | 電気代:15,728円※ ガス代:6,647円※ 光熱費合計:22,375円 |
※平均電気消費量:資源エネルギー庁|部門別エネルギー消費の動向を基に設定
※平均的な電気料金:複数社の電気料金の平均値を弊社にて算出
※ガス併用住宅の光熱費:総務省統計局|家計調査(2人以上の世帯)|用途分類:収入及び支出金額・名目増減率・実質増減率の2025年1〜2月の平均値
電気料金の高騰が連日ニュースで取り上げられていますが、ガス料金も同じく値上がり続けているため、光熱費の目安はオール電化住宅とガス併用住宅で大きな差はありません。
ただし、以下の条件によってオール電化の電気料金は大きく変動するため注意が必要です。
- 家族の人数が多い
- 自宅でリモートワークしていて在宅時間が長い
- 寒冷地など冬に長時間、暖房を稼働する
- EVを自宅で充電している
- 給湯設備などが古い
実際に、北海道や東北地方などの寒冷地では、冬の電気料金が月10万円を超えるケースも珍しくありません。
参考:経済産業省資源エネルギー庁|ひと月の電気代が10万円超え!?オール電化住宅の電気代を考える
そのため、オール電化住宅を新築する際は「家族構成・ライフスタイル(在宅時間)・住宅性能」を踏まえたシミュレーションが重要になります。
福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームを検討中の方は、鬼丸ハウスへお問い合わせください。
ご家族の快適な住環境を実現する間取りプランを提案いたします。
オール電化住宅のメリット

オール電化が年々増加している背景には、家計・防災・生活環境・地球環境におけるメリットがあります。
光熱費を管理しやすい
オール電化住宅は、光熱費が「電気・水道」のみになるため、家計の管理をしやすく、基本料金を減らせます。
ガス料金は通常、使用量にかかわらず一定でかかる「基本料金」と、使用量で変動する「従量料金」の合計が請求され、基本料金は月々1,000〜2,000円程度です。
夜間電力で光熱費を節約できる
電力会社の多くは、夜間・深夜電力を安くするオール電化用プランを設けており、夜にエコキュートでお湯を沸かし、家庭用蓄電池に電力を貯めて、それを昼間に使えば、光熱費を節約できます。
電力会社によってプランは異なりますが、夜間の方が昼間より30〜40%ほど電気料金(Kw/h)が安いケースも珍しくありません。
エコキュートのお湯やヒートポンプ(※)の仕組みで暖房できる設備もあるため、多くのオール電化住宅に採用されています。
※ヒートポンプ:空気中の熱エネルギーを回収して、冷暖房や給湯エネルギーとして利用する仕組みで、消費エネルギーの削減につながる
災害時・停電時の復旧が早い
「オール電化住宅は停電時に何もできなくなる」点が懸念されますが、過去の大災害ではガスと比べてライフラインの復旧が早いことが分かっています。
2011年に発生した東日本大震災では、発生後3日で約80%、8日で約94%の地域で電力が復旧し、ガスが復旧するまでには34日もかかりました。
参考:経済産業省|3月11日の地震により東北電力で発生した広域停電の概要
ライフラインの復旧は災害時に自宅避難する上で重要なポイントです。
太陽光発電・家庭用蓄電池があれば自家発電も可能
オール電化住宅に太陽光発電システムや家庭用蓄電池、EV用充電コンセントなどを採用すると、住宅の立地環境によっては自家発電することも可能です。
家で消費する電力の大半を自家発電できれば、電力会社から電気を購入する必要がなくなり、光熱費の削減に繋がります。
また、太陽光発電・家庭用蓄電池があれば、停電時にライフラインが復旧するまでの間も、日常生活とあまり変わらない暮らしを送れる点もポイントです。
そのため、防災の観点から「オール電化+太陽光発電・蓄電池」の家を新築する方は少なくありません。
火災・事故のリスクが低い
オール電化住宅ではIHクッキングヒーターを使い、暖房にも灯油やガスを使用するケースが少なくなるため、火が上がらず火災のリスクを減らせます。
また、ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素中毒のリスクが少ない点もポイントです。
そのため、高齢者住宅でもオール電化は多く採用されています。
水道が止まっても給湯器の水を使える
オール電化住宅に多く設置される自然冷媒ヒートポンプ給湯器は、お湯を作るヒートポンプユニットと、お湯をためる貯湯ユニットに分かれます。

災害時に停電・断水した場合、この貯湯ユニットに溜まった水を非常用水(トイレなど)として利用できます。
参考:Panasonic|はじめてのエコキュート|非常時にできること
ただし、タンク内の水は飲用水として使用できないので、別途ペットボトルなどで準備が必要です。
環境にやさしい
オール電化住宅はガス・石油などの化石燃料を使わず、自家発電すれば火力発電に頼る必要がなくなります。
そのため、太陽光発電や家庭用蓄電池を備えたオール電化住宅が普及するほど、CO2排出量の削減につながります。
火災保険の割引を受けられる
火災保険プランの中には、オール電化住宅(※)に対して割引を設けているものもあります。
※火災保険におけるオール電化住宅の定義は「建物に定着した熱源を得るための設備・装置がすべてガスや石油類等の燃焼によらないもの」
建物の構造種別(M・T・H構造)によって割引率は異なりますが、5〜30%火災保険料が安くなる可能性があるので、事前に保険会社に詳細を確認しましょう。
対象となる補助金が増える
オール電化住宅に付随する高性能給湯器や太陽光発電、家庭用蓄電池を設置すると、対象となる補助金が増えます。
オール電化住宅に関連する補助金制度は以下の通りです。
これらの他にも自治体ごとに独自の補助金・助成金制度を実施しているところもあるため、事前に確認しましょう。
福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームを検討中の方は、鬼丸ハウスへお問い合わせください。
オール電化住宅のデメリット・注意点

オール電化住宅にはいくつものメリットがある一方で、新築する前に知っておいていただきたいデメリットや注意点もあります。
昼間は電気代が高い可能性がある
オール電化住宅用の電気プランは、夜間電力が安く設定されている一方で、昼間の料金は高めに設定されている可能性があります。
そのため、貯湯ユニットがなく夜のうちにお湯を沸かしておけない電気温水器を使ったり、在宅時間が長く日中に多くの電気を使ったりする場合は、光熱費に注意しましょう。
初期費用が高い
オール電化住宅に欠かせないIHクッキングヒーターやエコキュートなどの高効率給湯器はガス併用のタイプよりも価格が高く、さらに太陽光発電や家庭用蓄電池を導入すれば新築費用は高くなります。
設備の種類 | 価格目安 |
---|---|
IHクッキングヒーター | 20〜30万円 |
ビルトインガスコンロ | 15〜20万円 |
エコキュート | 30〜50万円 |
ガス給湯器 | 15〜20万円 |
太陽光発電システム | 85〜150万円 |
家庭用蓄電池 | 80〜200万円 |
※上記価格は、一般的な戸建住宅用・平均グレードの「材料費+工事費」です。
そのため、オール電化住宅を建てる際は新築コストと月々の光熱費の両方を踏まえて、初期費用を何年ぐらいで回収できるかシミュレーションしましょう。
家族構成によっては光熱費削減のメリットが少ない
単身者や2人暮らしで元々の光熱費が少ないお宅は、コストをかけてオール電化にしたり太陽光発電・家庭用蓄電池を導入したりしても、あまり家計に変化が現れない可能性があります。
夜間電力や太陽光発電による光熱費削減効果が大きいご家庭は、以下のような特徴に当てはまる場合です。
- 家庭用蓄電池を導入している
- 家族が多く、消費電力が多い
- 在宅時間が長い
- マイカーがEV
これらの条件に当てはまらない場合は太陽光発電や家庭用蓄電池の導入を慎重に検討しましょう。
太陽光発電・家庭用蓄電池がないと停電時に生活できない
オール電化住宅は太陽光発電・家庭蓄電池を採用していないと、停電時に給湯・調理・空調ができず、自宅避難が困難になります。
特に、真夏や真冬は室温が外気温の影響を受けて体調不良を引き起こす危険性もあるので注意が必要です。
停電時の備えとして、太陽光発電・家庭用蓄電池を導入する場合は、設置費用を何年で回収できるか把握しておきましょう。
一般的には、4人家族の世帯で太陽光発電・家庭用蓄電池の初期コストを光熱費削減によって回収するまでに10〜15年程度かかるとされています。
エコキュートは設置場所が必要
エコキュートなどの高効率給湯器を設置する際に注意しなくてはいけないのが、ヒートポンプユニットと貯湯ユニットの設置スペースです。
機器 | 設置スペース目安 |
---|---|
ヒートポンプユニット | 本体幅:650〜850mm 本体奥行き:300~450mm 本体高さ:600~700mm |
貯湯タンクユニット | 本体幅:650〜900mm 本体奥行き:450~750mm 本体高さ:2,100mm程度 |
これらの本体サイズに加えて、以下のスペースも確保する必要があります。
- ヒートポンプユニットと貯湯ユニットは300〜600mm以上離す
- ヒートポンプユニットと貯湯ユニットは住宅の外壁や塀から100~300mmほど離す
つまり、屋外にこれだけの設置スペースを確保しなくてはいけないということです。
そのため、狭小地や隣家との距離が近い土地に家を建てる場合は注意しましょう。
家の断熱性が低いと光熱費削減にならない
オール電化のメリットを活かすために欠かせないポイントが「住宅の断熱性」です。
断熱性が低いと、いくら高効率の空調機器を備えたり太陽光発電・家庭用蓄電池を設置しても、電気代がかかります。
そのため、オール電化住宅を建てる際は、住宅性能にもこだわりましょう。
鬼丸ハウスは「全棟ZEH仕様・断熱等級5以上」の高気密・高断熱住宅をリーズナブルな価格で提供しております。
福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームを検討中の方は、鬼丸ハウスへお問い合わせください。
オール電化住宅を後悔しないためのポイント

オール電化のメリットを最大限に活かすために、新築時のポイントを押さえておきましょう。
日頃の光熱費を把握する
オール電化住宅を新築する前に、まずこれまでの電気料金・ガス料金の傾向を把握しましょう。
総務省の調査によると、全世帯の光熱費平均額は「16,753円(2人以上の世帯・2024年)」で、電気代の平均は「12,008円/月」、ガス代の平均は「4,745円」です。
参考:総務省統計局|家計調査(2人以上の世帯)|用途分類:収入及び支出金額・名目増減率・実質増減率
光熱費が平均値より少ない | ・太陽光発電や家庭用蓄電池を採用してもなかなかメリットを得られない可能性があります。 |
光熱費が平均値より多い | ・太陽光発電や家庭用蓄電池を採用することで電気代を大幅に削減できる可能性があります。 |
生活リズムを把握する
日毎の消費電力量と合わせて、ご家族の在宅時間帯も確認しましょう。
昼間に誰も家にいない世帯と、一日中家にご家族がいる世帯では、導入した方が良い設備は異なります。
昼間の在宅時間が短い | ・電気代があまりかからないため、太陽光発電を設置しても初期費用を回収するまでに年数がかかる可能性があります。 ・家庭用蓄電池があると夜間電力で100%カバーできる可能性があります。 |
昼間の在宅時間が長い | ・昼間に多くの電力を使うため、太陽光発電や家庭用蓄電池があると電気代を削減できます。 |
オール電化にする目的を明確にする
「なぜオール電化住宅にしたいのか」の理由によって、必要な設備が異なります。
新築コストを抑えたい | ・太陽光発電と家庭用蓄電池をリフォームで後付けすることも視野に入れましょう。 |
光熱費を削減したい | ・家族構成やライフスタイルによって、太陽光発電と家庭用蓄電池の必要性が変わります。 |
災害に強い家にしたい | ・停電時に備えて太陽光発電と家庭用蓄電池を導入しましょう。 |
環境に優しい家にしたい | ・火力発電の使用量を減らすために、太陽光発電と家庭用蓄電池を導入しましょう。 |
地域・敷地の特性を確認する
オール電化に加えて太陽光発電を導入する場合は、地域特性や敷地の条件を確認しましょう。
以下のケースに当てはまる場合は、太陽光パネルの設置を慎重に検討する必要があります。
- 雨天率や曇天率が高い地域(=十分な発電量を得られない)
- 周囲に背の高い建物がある(=屋根が長時間日陰になる可能性がある)
- 屋根の面積が狭い(=太陽光パネルを設置できる場所が少ない)
- 屋根の形状が複雑(=太陽光パネルを設置できる場所が少ない)
- 屋根が北向き(=南向きと比べると発電量が少ない)
「敷地が太陽光発電に適しているか判断できない」という方は、その地域で住宅の施工事例が豊富なハウスメーカーに相談しましょう。
HEMS(ヘムズ)を設置する
HEMSとは、Home Energy Management Systemの略称で、家庭における消費エネルギー量や電気の使用状況をリアルタイムで確認・管理・最適化できるシステムです。
HEMSを設置すると、以下のことが可能になります。
- 電気の使用量をモニターで確認できる
- 家電や電気設備と接続すると、モニターから自動制御できる
- 外出先からもスマホアプリで機器をオンオフ制御できる
- 電気の使用状況や傾向を踏まえた省エネプランを提案してもらえる
HEMSは2021年以降に建てられた戸建住宅の約10%に導入されています。
設置には15〜20万円かかりますが、電気を多く使う世帯では“エネルギー消費の無駄”をこまめに確認できるため、光熱費削減につながります。
機器の耐用年数を把握する
オール電化住宅の設備機器は価格が高いため、事前に耐用年数を確認しておきましょう。
オール電化設備 | 耐用年数 |
---|---|
ヒートポンプ給湯器(エコキュート) | ヒートポンプユニット:5〜15年 貯湯ユニット:10〜15年 |
太陽パネル | 20〜30年 |
パワーコンディショナー(※) | 10〜15年 |
IHクッキングヒーター | 10〜15年 |
※パワーコンディショナー:太陽光パネルで発電した直流電力を家庭で使えるように交流電力に変換する設備で、太陽光発電には必須の機器
それぞれの機器が耐用年数を迎えると部品もしくは本体の交換が必要です。
「オール電化は機器の価格が高いからガス併用の方がいいのでは」と思う方も多いですが、ガス給湯器やビルトインガスコンロよりもオール電化設備の方が長寿命するため、長期的に考えるとお得になるケースも少なくありません。
高気密・高断熱住宅にする
家庭で多くの電力を消費するのが空調機器です。
そのため、外気温を遮断して快適な室温をキープするのに必要な「高気密・高断熱性能」は、光熱費に影響します。

ただし、高気密・高断熱とうたっているハウスメーカーや工務店でも、標準グレードは異なるので、必ず違いをチェックしましょう。
鬼丸ハウスでは、高気密・高断熱な3グレードの住宅ラインナップを揃えています。
COZYシリーズ (30坪2,100万円税込〜) | ・ZEH基準の断熱性能 ・国が定めた基準の2倍以上の高い気密性能 |
Vitaシリーズ (30坪2,400万円税込〜) | ・冬の最低体感温度が概ね10℃を下回らないHEAT20・G1基準の断熱性能 ・国が定めた基準の2倍以上の高い気密性能 |
LUXEシリーズ (30坪2,650万円税込〜) | ・冬の最低体感温度が概ね13℃を下回らないHEAT20・G2基準の断熱性能 ・国が定めた基準の2倍以上の高い気密性能 |
〈関連ページ〉「注文住宅が高すぎる」理由と予算内で建てるコツ、平均価格を徹底解説
オール電化住宅の今後

電気料金が高騰し続けている現状で「オール電化住宅を建てるのが不安」という方も多いはずです。
確かに、今後電気料金が下がる可能性は考えにくく、どうやってやりくりするかマイホームを立てる前に考えておく必要があります。
オール電化の今後で想定できる変化は以下の通りです。
- カーボンニュートラル社会の実現に向けて、オール電化住宅の新築を対象とした補助金や減税措置は当面継続される見込みである
- 災害のリスクを踏まえて新築・既存住宅のリフォームどちらも、オール電化を検討する人が増える
- オール電化住宅が増えることにより、機器の選択肢が増えたりコストダウンしたりする可能性を期待できる
- 昼間の電気料金に加えて夜間(深夜)電力も高騰し始めているので、太陽光発電や家庭用蓄電池との組み合わせが基本になる
特に重要な点が、「夜間電力の値上げ」です。
これまで、オール電化住宅は安い夜間電力で給湯・蓄電して、それを昼間に使うことによって光熱費を抑えることが大前提でしたが、大手電力会社各社は夜間電力の料金を値上げし始めています。
プランによっては、夜間電力の価格が2010年から2024年で2倍以上値上がりしているところもあることから、当初の想定とはズレが生じている住宅も少なくありません。
そのため、これからオール電化を建てる方は電力会社から購入する電力が値上がりすることを踏まえて、太陽光発電や家庭用蓄電池の導入も検討しましょう。
また、オール電化にする目的を光熱費削減ではなく、災害時の備えや環境への配慮など、総合的に捉えることも重要になります。
福岡都市圏及び北九州・山口下関エリアでマイホームを検討中の方は、鬼丸ハウスへお問い合わせください。
ご家族の要望を丁寧に伺い、快適な住環境を実現する間取りプランを提案いたします。
まとめ
「オール電化住宅は時代遅れ」と言う情報を見かけるかもしれませんが、実際はその建築棟数は増えています。
ただし、オール電化住宅を建てる際には、電気料金の傾向やメリット・デメリット、後悔しないためのポイントを押さえておきましょう。
オール電化住宅のメリットを活かしたい方は、家の気密性・断熱性にもこだわる必要があります。
今回紹介した情報を、理想のマイホームづくりの参考にしていただけると幸いです。
お問い合わせ Contact

-
鬼丸ハウス本社
〒800-0213
福岡県北九州市小倉南区中曽根東2-13-16093-383-9382(10:00〜18:00)
[営業]9:00~18:00
[定休]なし/GW、お盆、年末年始除く